純正じゃないiPhoneの液晶を作っている会社とは

 

Amazonなどでも購入できるiPhone修理画面

しかし、その殆どが純正ではないんです。

昔は、「完全純正」「液晶だけ純正」「全部他社製」からのグレード的な話でした。そんなグレードも各社が勝手につけたもので、AAAクラスなんて勝手に名付けてクソみたいな品質の物を販売していた業者もおりまして、大変迷惑でした。

現在では、純正液晶を使用したパネル(以後、フロントパネル)は、業者の中でも価値のある物として位置付けられています。

それも、純正であればガラスが割れていたとしても中身の液晶が無事なため、値段が付きます。相当な枚数を集めて海外に出荷して換金する修理業者や専門業者も存在しています。それだけで一度に、数十万の利益を上げるという物ですから驚きですね。(修理業者のだいたいは、換金せずに純正液晶をリフレッシュしてフロントパネルにするリサイクル方式を利用しています)

 

純正ではない液晶は何が問題なのか

何も問題はありません。価値がないだけです。

仕様や解像度は全く同じです。違うと言えば、バックライト板が弱かったり、発熱量が高いことでしょうか。通常利用では全く気づかない程度ですかね。

 

どこが作っているのか?

もちろん中国です。

昔は液晶はコピーできなかった事もあり、シャープや東芝やLG、Foxconn(かつてのトッポリー部門)の製造量で足りなかった部分をその他の会社に製造させていた?事がありました。それぞれ色温度が違うため、尿液晶なんて問題もありましたねw

今では完全にアンオフィシャルなコピー液晶として、深圳のディスプレイ会社のshenchaoLongtengなどがガンガン製造しています。

フロントパネルとしての組み立て工場はまた別で、同じく深圳のTIANMAなどが関わっています(純正品は鴻海ことFoxconn)。

 

放置するApple

フロントパネルのコピー、Apple認証の偽物ケーブル、それらはに関してAppleは中々動きを見せません。

Lightningに関しては諦めたというか対策する気も見えてきません。

フロントパネルは1年毎のモデルチェンジにて多少の対策は行っていますが、排除する感じは年々強まっているものの、決め手に欠けていますね。

4 → 4s は完全互換
4s → 5 は別物。5からセキュリティチップ?的なものを導入。
5 → 5s はフレキシブルケーブルと端子の変更。
5 → 5c は5sと似たフレキシブルと端子を採用。互換性なし。
5s → 6 は液晶サイズの変更。端子も異なる。
6 → 6s は3DTouchの導入により仕様変更。
6s →7 は今までの上部ケーブル設計から横側ケーブルへ。
7 → 8 は端子が完全に一致。と言いたい所だがチップ制御にて流用不可。

番外 5s → SE はロジックボードの制御強化。shenchaoやlingtengなどの他社液晶を弾く仕様。多分、そのプロテクトはもう破られています。

 

このまま適当な対策でイタチごっこになるのか、それとも画面埋め込み式TouchIDを実装して完全に排除方向に向かうのか。

ここ数年がターニングポイントになりそうです。

 

(まじこ)

 

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