(Credit: Kotaku)

喜怒哀楽などの表情をAIで読み取り、アニメのアバターで表現する顔カバー型ヘッドセット「デジタルマスク(E2-Mask Z)」が話題を集めています。

デジタルマスクは、平田竹川研究室が開発した”顔の外観を自由自在に変更できるマスク”で、内部に複数のセンサーを搭載し、AIで喜怒哀楽を読み取るというもの。装着した人の表情を読みとるだけでなく、目や口の開閉の同期にも対応しています。使用例として、歯医者さんで子供を落ち着かせるために装着したり、パーティーや面接に参加する人(落ちますが)、演劇の時に役者が装着したり等活用場面は様々です。

プロジェクトのサイトからの公式説明文では「仮面は装着者の顔を「仮の顔」で覆う事によって正体を隠し、新たなペルソナを創造・表現するメディアとして儀式、祭礼、演劇等の特殊な行事で一般的に用いられてきました。また一方で、感染防止対策等の衛生目的で使われた歴史もあります。デジタルカメンは従来のアナログな仮面では困難な「仮の顔」を用いた表情豊かな対面コミュニーケーションを可能にした装着型表情拡張デバイスです。

デジタルカメンは、表面に「仮の顔」として好みのCGキャラクター(アバター)を表示する軽量薄型有機ELディスプレイを搭載し、裏面に装着者の表情の変化を測定する反射型フォトセンサアレイ40個を組込んでいます。表情の変化に伴う顔の各部位における皮膚の微小変位をセンサアレイで計測し、サポートベクターマシン(SVM)を用いた表情認識モデルを構築する事で、装着者の表情(真顔、笑顔、怒顔、泣顔、驚顔)および口の動き(あ、い、う、え、お)をリアルタイムでアバターの表情へと反映させます。実験では、平均79%の認識精度を達成し、被験者からは自身の表情や発話が違和感なくアバターの表情に反映されたという評価が得られました。

新型コロナ時代、マスクを介した対面コミュニケーションがニューノーマルになる一方、表情の変化を手掛かりとした感情表現や意思疎通が困難になり、非言語的コミュニケーションの重要性が改めて見直されてきています。デジタルカメンは、マスク装着に伴うコミュニケーションの問題を補うだけでなく、ペルソナや表情を実世界で自在に拡張できるため、新しいコミュニケーションの様式を創出できます。特に、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の多様な表情生成支援、歯科治療時における小児患者の不安軽減、面接時の意思疎通の促進、接客業の感情労働の軽減等、対面コミュニケーションに関わる社会的課題解決の手段として本技術を活用できると考えています。」と述べています。

 

 

Source: 平田竹川研究所 / kotaku.com

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