Lightningコネクタの8Pinが黒く変色した。
そういった話はLightningコネクタが採用されたiPhone5の時代からちょくちょく見る話。
大体が1番目か4番目の端子が焦げて黒く変色するか半田が溶けた形状になっている物もある。中には腐食しているようなボロボロの状態になったものもある。
腐食したケーブルの殆どは充電に支障がでたり、MFi認証済みの正規ケーブルなのに正しく認識しなくなったりする。この状態で充電を続けると腐食が進み何が起こるか分からないので注意が必要なので破棄も考えた方がいい。
純正品であればこんな症状は…と思いきやこれは純正のLightning端子でも同様な症状が確認できた。
Googleにて「Lightning端子 腐食」と検索してみると、たくさんの事例を見ることができる。
日経テクノロジーのこちらの記事から引用すると、
(中略)
すると奇妙なことが分かった。Lightningコネクタの向きによって、USBの信号線の位置が変わっていたのだ。仮に、コネクタの端子の名前を右から1番、2番…と呼ぶことにする。コネクタの一方の面(仮に表と呼ぶ)では「1番GND、2番D+、3番D-、4番VBUS」と割り当てられていた。ところが、反対側の面(仮に裏と呼ぶ)では「1番GND、4番VBUS、6番D-、7番D+」になっていたのだ。電源線(GND/VBUS)の位置は同じだが、信号線(D+/D-)の位置が変わってしまっている。ちなみに、USBコネクタのVBUSはそのままではLightningコネクタとは導通していなかったが、USB側に電源を供給することで、Lightningコネクタの4番の位置に電位が現れたため、VBUSだと推定した。
どうやら一番はVBUS(ヴィーバス)、次にGND(グランド)が腐食しているように見える。VBUS/GNDは+5Vを供給する電源線。
この電源線が何らかの影響で焦げた、または溶けた可能性が考えられる。
この端子に問題が生じた場合、充電時にiPhone本体に十分な電源供給ができなくなる恐れがあり、バッテリーに致命的なダメージを与えるか最悪発火するかもしれない。
憶測ではあるが、この症状になるのは品質の悪いLightning端子か、または充電アダプタとの相性や品質による影響の可能性が考えられる。純正も決して品質が高いとは言えなく、逆に非認証の部材の品質が上がっており大差はない。
そうなると本体側の端子にもダメージが及んでいる可能性も考えられる。
充電に関して挙動がおかしい場合、ケーブルの腐食を疑うだけでなく本体側も接点復活スプレーなどでケアするのが最善な方法ではないだろうか。
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