最近はワイヤレスイヤホンもモバイルスピーカーもすっかり黎明期を過ぎ、成熟期になってきました。小型化高音質化、品質の向上、独自の性能など、多岐にわたるラインナップがあることから、何を購入してよいのか困っている人も多いハズです。
Bluetoothスピーカーに関しては以前から低コストでも高音質なものが多く存在していおり、個人利用の場合は「正直デザインさえ気に入れば…」という考えもあります。しかし、モバラボ編集部としては、いかに安価で高性能かつ高品質なガジェットの追求をポリシーとしているので今回は、2020年で注目すべきBluetoothスピーカー「Tribit StormBox Micro」を紹介したいと思います。
「Tribit StormBox Micro」は音質とデザインに特化したオーディオブランドTribit社の新型の小型Bluetoothスピーカー。昨年に発売した全方向スピーカー「Tribit StormBox」の小型版の位置づけで、性能面はBluetoothは4.2から5に、防水性能はIPX7からIP67の防塵防水性能にパワーアップしています。
また、モバラボでは以前に同社の「XSound Go」のレビューをし、非常に満足な結果がでました。さて、今回はどの様な進化を遂げたのでしょうか。早速レビューしていきます。
パッケージと本体は?
化粧箱はホワイトとオレンジをベースにしたもので、ほぼ英語表記です。裏面には商品情報やお問い合わせ先も記載されています。日本支社の所在地や日本向けの技適マークも付いています。
内容物は、「本体」「USB Type-Cケーブル(充電用)」「マニュアル」「保証カード(お問い合わせやSNSなど記載)」です。マニュアルは分厚いですが、多言語用なので最後の11ページ分が日本語マニュアルとなります。
本体のファーストインプレッションは「重量感のありそうな丸みを帯びた黒い弁当箱」の様でしたが、繊維の編み込まれた表面、そして手触りの良いシリコン素材の本体は、触れてみることで高級感があることが分かります。指紋がつきにくいのも優秀。Google home miniと少々似ている面もありますが、
重さは258gと丁度よく、StormBoxの500gやXSound Goの380gよりはるかに軽量となっています。そのためか、連続再生時間はXSound GoやStormBoxと比較して24時間から8時間にダウンしています。ただし、電源環境のない状態で8時間再生できれば全然問題ありませんね。
あと、サイズ感ですが「98.3×98.3×34.8(mm)」で手に収まります。大きめのランチパックの様なイメージです。
■ボタン・端子
電源ボタンとBluetoothボタンは小さいですが、押しやすいように凹みのある加工がされています。持った際に誤って押すことはほぼありません。
本体表面にある「ー□+」ボタンは指触りで何がどのボタンであるか理解することができます。真ん中の□ボタンはマルチファンクションボタン(MFB)で、曲や通話のコントロールを行います。いちいち見なくても操作できるのは好印象です。
■防水性能
「StormBox Micro」はIP67の防水防塵性能をもっています。記号の見方のおさらいですが、IPX6と表示されている場合は一桁目の数字が「X」なので防塵性能はなく、6級相当の耐水性能(あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形))を表しています。
StormBox MicroはIP67なので、塵埃の侵入がない完全防塵かつ、水に浸しても影響がないように保護されています。また、耐久性能もあることから、家利用の優れたデザインに加え、アウトドアでも活躍できる仕様と言えます。
■充電について
搭載バッテリーは2600mAh。バッテリー残量は本体のインジケーターから残量を確認することが可能です。Type-C端子は防水仕様?のキャップレスで、煩わしい蓋の開け締めはありません。
注意点は、PD(Power Delivery)対応の高速充電には対応していないためPD対応の充電器+ケーブルでは充電されません。付属品しかりPD非対応のUSB Type-Cケーブルを利用しましょう。
気になる音質は…
利用したオーディオデバイスは、LG G8X ThinQ。LGのスマホは音楽にこだわりを持っていることから定評があり、今回検証に使用しました。実際は有線接続で本領を発揮するスマホですが、StormBox MicroをスマホとBluetooth接続して利用することを考えて、あえての選択です。
本音で音質をレビューすると、心地よい低音を奏でつつ主音をしっかり表現しています。小型でもパワフル、という表現がしっくりきます。これはTribit独自のXBass技術&低重音強化によるものと思われますが、他の小型スピーカーと比較して1つ頭を抜いた低音性能であることは間違いありません。
ノリの良い音楽重視の音源はしっかり低音を楽しませてくれます。ボーカル重視の音源はボーカルを捉えつつ分離した低音が底上げする様な感じです。また、ボリュームを上げても低音は割れず、刺さりません。
また、一般的な小型スピーカーは、設置する場所(置く場所・空間)で表現力が変化します。それは本体正面にスピーカーが搭載されているためですが、StormBox Microの場合は設計が優れているのか、場所に大きく左右されにくい印象。なので、例えば本体内蔵のストラップでリュックのベルトに挟んだり、自転車やバイクに設置しても充分楽しむことが可能です。(※もちろん、通常設置以外の利用方法での音質は個人によって感じ方が異なると思います)
なお、今回は未検証ですがStormBox Microは2台同時接続が可能で、パーティーモードとステレオスピーカーが利用できるとのことです。この低音重視の音質で2台再生は、とても興味が湧いてきますので、機会があれば検証してみたいと思います。
使用感のまとめ
まず、StormBox Microの本体はデザインが優れているだけでなく高品質で所有満足度は高いです。見た目だけでなく、本体の電源ON/OFFやペアリング音がオシャレなのもポイント(他国の音声や意味不明な音がでるモバイルスピーカーも多々あります)。合わせて、最近流行りのスピーカーのコーン保護が金属の網でないのも個人的に好きですね。
ここまで色々と褒めちぎってきましたが、StormBox Microにも弱点は存在します。それは、先にも触れた「再生時間が前モデルより短くなった」ことと、「ストラップ部分を使いすぎると変に伸びてしまうことはないか不安」「AUXやmicroSDスロットがない(使わないけど)」という点です。逆に言えば、不満不安点はこれしかありませんでした。
完全にBluetooth接続で利用する、小型で場所を選ばない、家でもアウトドアでもパワフルなサウンドを楽しみたい、低音を重視したい、そんな方にオススメします。金銭面に余裕があれば2台セットで楽しむのも良いですね。
今回紹介した「StormBox Micro」は、amazonで4599円にて購入できます。
また、Tribit社は日本市場での販売に関して力を入れており、Twitterなどで様々なキャンペーンを行っている様です。気になる方はTwitterアカウント(@Tribit_jp )を是非フォローしてみてください。
なお、先日から「Tribit母の日キャンペーン」が開始した様なので掲載しておきます。
キャンペーン情報
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有効期間:2020/05/08(金)~2020/05/10(日)
Tribit母の日キャンペーン詳細:https://bit.ly/2WdBCiW
Tribit StormBox-Micro詳細:https://amzn.to/2RssxQd
Tribit公式サイトはこちら:http://bit.ly/2BICiSp
Tribit公式Twitterはこちら:http://bit.ly/2VYH6MG
(文/モバラボ編集部)
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