中華デバイスで最近品質向上を図っているのが「品質検査」だといいます。
ちょっと昔の雑な中華デバイスのイメージは最近は薄くなって来ています。中華スマホでも名前を売り出しているメーカーに関しては信頼度も高く、国内で素人メーカーが委託製造しているスマホより安全だったりします。
そして先のnote7の爆発事件から、バッテリーに関しての品質や検査に関しては重点的になった、コストも上げて品質にこだわった、との情報が出てきています。
また、どんな検査が行われているか、実際に目にすることは稀ですが、そんな検査内容を中華スマホメーカーのUMIDIGIがyoutubeで配信しています。
圧力試験(Pressure Test)
バッテリーその物を専用の装置に入れて最大1300Nの力で5秒間プレスします。リチウムイオン電池は大きな衝撃を与えた際に火花を上げて燃えるなどの損傷する様ですが、面での圧力にはそれなりに強そうですね。
何事もなくクリアしていますので、ダメな例もちょっと見てみたかったです。
バッテリー漏電テスト
高電圧の環境下での検査です。
バッテリーの漏電の一般的の原因は、水没や過充電による物です。粗悪な充電機などを利用すると過充電からの漏電の原因となり、端末に深刻なダメージを与えることがあります。
粗悪なバッテリーの場合は、端子部分から火花や煙を出すなど、爆発並みのアクションを起こす事があります。
note7等を中心に映像でよく流れた物では、激しい火花や煙の吹き出しが見られました。漏電してバッテリーが爆破すると火傷などの大怪我は避けて通れないですね。。。
温度&湿度テスト
温度検査は、摂氏80度、湿度80オーバーの環境で行われています。これだけのキャパがあるとわかると少し安心できますね。
爆熱のSoCを搭載するスマホであっても80度近い数値を出す事はありません。ホッカイロスマホでもSnapdragon810でもです。そもそも80度の熱を発したスマホを素手で持てないです。
それに、夏場のポケットの中でバックグラウンドアプリが糞動いて熱くなることもなくもないですが、湿度対して耐性があるのは365日ポケット派としては評価したいところです。
ポケットの中で電子タバコのバッテリーが爆破する映像を見てしまうと、いつも考えることは「ポケットの中の湿度で水没しないか、爆発しないか」と夏場はいつも思います。
燃焼実験
実際にバッテリーを燃やす検査です。
バッテリーが燃えてしまった際に、どう燃焼するのか、が問題です。爆発して飛び散るか否かなど、安全性を確認することができます。
端末が燃えるだけなら投げ捨てて消化すれば被害は最小限ですが、粗悪バッテリーに見られる「燃える→爆発する」となると第3者に被害が及ぶ場合があります。そうならない為の確認の燃焼テストという事ですね。
この検査動画ですがUMIDIGIのZ1/Z1 PROに搭載されているバッテリーに対しての事で、中華メーカーが安全性を謳う動画を公開するなんて正直驚いています。信頼をつかみたいという企業努力も見えてきますので、好感触ですね。
そして他のメーカーも公開してくれないですねかねえ。
また、爆発する可能性があるのはスマホだけではありません。粗悪なモバイルバッテリーも多くの問題を持っています。当サイトしては「ドンキホーテ」「メルカリ」などで販売されているXiaomiの偽物バッテリー、100円ショップで300円で販売されているモバイルバッテリーだけは絶対に手を出さない様にしましょう。
ソース;youtube:UMIDIGI Z1/Z1 PRO Safety Assurance: 4000mAh battery for 6.95mm body
(RyuONE)
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