格安SIM・格安スマホは新時代の救世主だが粗悪である、というイメージを意図しなく作ってしまったFREETEL。
独自の端末、MVNOの中でも最安値に近いプラン、通信環境もそれなりに良し。が、当初のイメージだった。しかし、端末の設計やソフトウェアの甘さ、キャリアを超える4年縛り、偽装した通信品質、といった問題が次々に表面化した。期待されたMVNOが何故ダークサイドに落ちたのか。
これまでにもFREETELは、新サービスの発表直後に指摘を受け、サービス開始前に仕様を変更することで回避するという「ぼや」が何度かありました。
一方、今回「炎上」に至った理由は、2016年10月に発表した「かえホーダイ」が「スマートコミコミ」になり、「スマートコミコミ+」へと進化、そして今回の他メーカー機種追加と段階的に進化する中で、引き返すポイントを見失ったからともいえます。
当初のかえホーダイは、半年ごとに新しい機種へと交換できるようにすることで、型落ちの端末や、画面が割れた端末をしぶしぶ使い続ける「縛り」からユーザーを開放するという点が画期的でした。本来は、縛りを嫌うFREETELならではの発想だったのです。
これを「知る人ぞ知る」プランとしてリテラシーの高い層だけに打ち出していれば、これほど大きな騒ぎにはならなかったでしょう。しかしスマートコミコミ+は、全国の量販店で販売されるFREETELの看板プランになっています。
一般ユーザー向けとしては複雑すぎる上に、将来的にどのような機種にどのような月額料金で交換できるのか分からないという、不確定要素の多さも問題といえます。
良プランの新設(実は大きな罠)→改悪or縛るはSoftBankの流れかと思いきや、この様な嫌な方法をFREETELも始めているのが現状だ。
一番NGな事として、FREETELのサイレント修正の件がある。ユーザーにメリットがある物なら問題がないのだが、契約内容を告知なく修正を行う様な通信業者に対しては情報を発信するメディアとしてはオススメできない。
また、全ての契約に対して言えることは、契約情報を複雑化し「なあなあ」に契約を続けさせること。この様な契約内容はFREETELだけでないので、今一度気を付けるよう心がけたいものだ。
参考出典:ASCII
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