今に始まった事ではありませんが、Foxconn(鴻海精密工業)のiPhone生産時の重労働は有名な話しです。
以前には34時間労働のニュースだったり、相次いで自殺したとのニュースが報じられたりと労働環境は過酷だったFoxconnですが、近年はiPhoneの集中生産時期には期間的に雇用数を増やしたりするなど対策を行ってきた事もあります。
しかし、生産の遅れが発生していたiPhone Xに対する集中労働は従来よりも過酷になってしまった可能性があります。それに加え各iPhoneの少々な不具合(問題)や品質問題を考えると、色々と強行したスケジュールによる影響も少なからず考えられます。
発売日に買いたい!と言った需要に答えるために重労働を強いられている労働者。その環境の改善の為にコスト増する下請け。使う人間の処理速度が上がらないのに無駄に上がっていくSoC処理性能。
そんなこんなの要因もあってiPhone(を筆頭としたスマホ)は10万円を超えていくのはスタンダードとなっていくのですね…。
米アップルの新型スマートフォン「iPhone X(テン)」の生産遅れを取り戻そうとするアジアの主力受託先が、組み立て工場で働く高校生に違法な時間外労働をさせていた。
6人の高校生がフィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、中国の河南省鄭州市にあるiPhone Xの組み立て工場で日常的に11時間労働をしていると話した。中国の法律の下で、実習生の違法な時間外労働にあたる。
[FT]アップル下請け、中国で高校生に長時間労働 - 日本経済新聞日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。
(文/まじこ)
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