AppleのiOSデバイスに搭載されているSoC(システムオンチップ)である「Apple Aシリーズ」。
その設計者であるManu Gulati氏がどうやら2017年5月からGoogleで働いている事を公に発表した様です。Gulati氏は2009年8月から2017円4月までAppleのAシリーズの開発に携わっていました。Aシリーズは近年、他のSoCを凌駕する性能を誇っており、毎年のiPhone、iPadの発表時にその性能に驚かされることはつい最近もありました。
GoogleはGulati氏の雇用を皮切りにSoC関連の技術者を集め、Google独自SoCの開発を始めるようです。
近年、Android側のSoCは、Qualcomm、Samsung、MediaTek、Huawei、Rock、Xiaomiと様々なメーカーが開発を進め、発表しています。主にQualcommのSnapdragonとMediaTekのMTK/Helioが 多くのシェアを持っていますが、Google側が独自のSoCを手に入れることでQualcomm依存から脱し、優位な状態になる可能性があります。
また、Apple側ですが、今後はGPUに関する部分も独自設計を行うと噂されています。Gulati氏を失った今、今後のAシリーズにどう影響を及ぼすかも注目されるところです。
Gulati氏は、Appleに入社する前は、BroadcomやAMDといったチップメーカーで働いており、業界歴は27年間との事です。
GoogleはどうやってGulati氏をくどいたのでしょうかね?
(まじこ)
参考:http://variety.com/2017/digital/news/google-manu-gulati-pixel-chips-1202464014/
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