執拗にMVNOの値下げを進める総務省。
もう格安SIMの値段よりも回線品質やサポートカウンターが求められている事を総無能の方々は理解していないのでしょうね。
ですが、やっと大手3キャリアに「貸し回線料金の根拠を開示する義務」という小さくメスを入れることになる。それは良い話。
携帯大手が格安スマートフォン事業者に通信回線などを貸し出す際の利用料金について、総務省は携帯大手に算定の根拠を開示するよう義務づける方針を固めた。
省令を見直し、今秋にも実施する。格安スマホの値下げと普及につなげる狙いがある。
格安事業者はNTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの3社から通信回線や利用者の管理システム、電話番号を記録した「SIMカード」などを借り受け、通信サービスを提供している。回線や設備を自前で設置しない分、通信料金を割安にできる。
総務省が大手に対し、回線などの利用料金の算定根拠の開示を義務づけるのは、不透明な料金設定が格安スマホの普及を妨げているとみているためだ。
大手は現在、回線の利用料については設置コストなどに一定の利益を上乗せして算出している。総務省はこれらについて明確な根拠を説明するよう求める。
http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20170531-OYT1T50008.html?from=ytop_top
ここでの問題は、根拠があればキャリアも金額を下げる必要がないと言うこと。
また引用文にある「不透明な料金設定が格安スマホの普及を妨げている」というのは意味がわからない。
金額設定ではなくて、他に要因があるんですけどねえ…。
【現在の格安SIMの状況】
・料金体系は大手キャリアの半分以下でプランも複雑ではない。
・料金面に関しての顧客満足度は高い。
・昼間や夜の通信回線品質に問題が指摘
・店舗やサポートカウンターが少ない(または無い)ので不便
格安SIMをもっと普及させるには、
「焼け太りしたキャリアからもっと激安で回線を借り入れる」→「格安SIMを安くするよりもMVNO事業者が利益を多く出し、サービス向上を図る」→「リアル店舗や他店内に受付カウンターを準備」→「人が増える」
「キャリアが出し惜しみしている良い帯域を提供してもらう」→「MVNO事業者の評判が良くなる」→「キャリアから流れてくる。人が増える」
この流れなんじゃないですかね。
いつまでたっても総無能なんですよ。
今のゆるい流れで進行していくと、キャリアと繋がっているサブキャリアとの差がどんどん広がってしまう可能性が大きい。
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