今回はデイトリッパー製のタフなロープタイプのLightningケーブル 1mです。
パッケージ全般に関しては同人デザインっぽくフォントは大きめ。
MFi認証チップの表記はないが、しっかりと箱の側面にMFiロゴ入りでパッケージ裏面にも文面で認証についての記載がある。
その他の文言に関しては的を得ているが、少し寂し目なのはなんだろう?
made in Chinaと書かずにP.R.Cと各のはある意味分かってらっしゃる。
パッケージは箱+ブリスターで表面のLightningの文字はキラキラしているエンボス加工で少し豪華だが、紙素材が少しヤワで破けやすい。
ケーブルレビュー
【評価点】
ナイロン製でケーブルは固め。持ち手部分の境目はLightning側もUSB側も断線し難いような頑丈な作りとしてTPU素材部分が大きく太くなっている。物理的なタフというのは間違いない。
端子部分に関しては少し頭をかしげる評価だが、最近のLightning端子の個性の範囲か。
【問題点】
編み込みが少し雑で部分部分毛が立っている印象。
編み込みが雑な製品全般に言える事だが、持ち手部分の境界から解れていく場合があるので使用には注意が必要。
ATS-618(V3.1)/YG-616(V3.84)使用のMFi認証チェック
【判定】
ATS-618:E75 Copycat
YG-616:E75 Copycat + Score 33
これはどうしたものか両方の端末ともCopycat(偽物)の判定が出た。
E75チップはappleから許された純正ケーブルのみに使用可能なチップの名称。MFi認証チップ(C10シリーズやC48)には使われない物である。
現在流通している非認証Lightningケーブルの殆どがE75 エミュレートチップであることから、このケーブルももしかしたらその類の可能性も否めない。
合わせてScoreが非常に低いのが目立つ。iPhone同梱の純正品でも9x以上。
実際問題、どういう計算方式なのか不明であるが33という低ScoreはMFi認証ケーブルを謳っている以上希少種だ。
気になったので電話してみた。
非認証物を認証として市場投下しているとしたら大問題。
そんな事がないと思いたいので、確認するために電話をして見ることに。
編集部「お尋ねしたいことが」
デイトリッパー「なんでしょう」
編集部「あれこれこういう経緯で…」
デイトリッパー「そうなんですね。もしかしたら混在したのかもしれません」
編集部「そんな品質管理なのですか?」
デイトリッパー「ちょっと分からないので確認します。折り返し電話します」
…と、以降折り返しはありませんでした。
中華検査機2台がおかしいのか、それとも偽物が混在したのか、それとも別の理由なのか。
ただし、通常利用はできているので大きな問題はないが、MFi認証と謳って販売している物なので付加価値分の金額分は詐称している可能性もある。
デイトリッパー社からの追加連絡を待つ。
【お約束:検査機結果が100%正確なものとは限りません。ケーブルメーカー独自仕様により検査機回避などを施している可能性もあります。当サイトの検証結果はあくまでも参考程度にしてください。】
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