空飛ぶクルマ(eVTOL)が今夏ついに米国の空を飛ぶ!! FAAが26州での3年間パイロットプログラムを承認
米国運輸省(DOT)と連邦航空局(FAA)は2026年3月9日、電動垂直離着陸機(eVTOL)の実運用を認める3年間のパイロットプログラム「eIPP」を発表しました。8つのプロジェクトが26州にまたがり、早ければ今年6月にも運航が始まるとされています。

ニューヨーク、テキサス、フロリダで旅客飛行へ
WIRED誌によると、参加企業にはArcher Aviation、Joby Aviation、Beta Technologies、Electraなどが名を連ねています。Archer Aviationの「Midnight」は最大4名の乗客を乗せ、時速約240km、航続距離30~80kmで飛行可能な電動エアタクシーです。同社CEOのアダム・ゴールドスタイン氏はこのプログラムを「我々にとってのWaymoの瞬間だ」と表現しています。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾局はArcher、Joby、Beta、Electraの4社と提携し、マンハッタンのヘリポートからの旅客飛行を含む12の運用シナリオをテストする計画です。
正式認証前でも飛べる仕組み
eVTOLはまったく新しいカテゴリの航空機であり、正式な型式証明の取得には長い時間がかかります。ZME Science誌によると、eIPPはトランプ大統領が2025年6月に署名した大統領令に基づくもので、認証プロセスを迂回するのではなく、FAAの型式証明手続き中の機体に限り、厳格な契約条件のもとで実運用データの収集を認める枠組みとのことです。
貨物・医療輸送が先行、2028年ロス五輪に照準
当初は貨物輸送や医療物資の搬送、緊急対応が中心になる見込みです。Beta Technologiesは8プロジェクト中7つに参加し、臓器搬送のテストも実施予定。Archer Aviationは2028年ロサンゼルス五輪でのエアタクシー本格運用を目標に据えています。
旅客利用時の運賃は1マイルあたり3~6ドル(約450~900円)が見込まれ、将来的には1~2ドルへの引き下げが期待されています。空を飛ぶ移動手段が「SF」から「日常」に変わる転換点が、いよいよ目前に迫っています。
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