NTTドコモはAndroid8.0へのアップデート予定の機種を発表した。
今回のアップデートは、Snapdragon810世代のSoCを排除したようです。世代の異なるエントリー向けの430、ミッドレンジの625はアップデート対象として入っている事から820世代以降のSoCに絞られた、という事になります。
発表された機種一覧にはこれから発売される物も含まれています。
■AndroidTM 8.0へのバージョンアップ予定の製品
AQUOS ZETA SH-04H
AQUOS EVER SH-02J
AQUOS R SH-03J
AQUOS sense SH-01K
arrows NX F-01J
arrows NX F-01K
arrows Tab F-02K
dtab d-01K
Galaxy S7 edge SC-02H
Galaxy S8 SC-02J
Galaxy S8+ SC-03J
Galaxy Feel SC-04J
Galaxy Note8 SC-01K
MONO MO-01K
M Z-01K
V20 PRO L-01J
Xperia X Performance SO-04H
Xperia XZ SO-01J
Xperia X Compact SO-02J
Xperia XZs SO-03J
Xperia XZ Premium SO-04Jドコモからのお知らせ : Android(TM) 8.0へのバージョンアップ予定製品について | お知らせ | NTTドコモ
この一覧の中に、docomo with対象機種として2017年6月1日に発売されたARROWS Be(F-05J)が含まれていません。SoCがSnapdragon410と旧世代という事もあり、発売からわずか数ヶ月なのにアップデート対象外機種とされてしまいました。
ARROWSはSIMフリー機である「ARROWS M2」から現行の「ARROWS M4」までSnapdragon410をベースとしており、マイナーチェンジしかしない機種としてネット界隈で色々と言われています。ちなみに、ARROWS M1 はSnapdragon400でした。
キャリア販売である程度の販売台数が予測されるdocomo with対象機種なので、430または625の採用が望ましかったのでは無いでしょうか。追加機種が発売されるまでGalaxy Feel一択と言われる状況ですしね。
SoC?何それ?というユーザーに対し、旧世代のエントリースペックをある意味だまし売りする姿勢は流石に擁護できません。
よく、Snapdragon410機は安価なので初心者に最適!なんていうクソメディアもいますが、410程度のSoCがフラッグシップモデルだった時代のAndroidのキビキビしない動作感を忘れてしまったのでしょう。
Androidがある程度問題なく動作する用になったのは、Snapdragon801世代あたりと言われています(名機と言われたNexus5やXperia Z3も801世代)。801と比較しても3分の2程度のベンチマークスコアしか出せない410を初心者にオススメするのは過去のあの経験を初心者に体験させる、という事になります。
用途を絞った割り切りの2台目としてなら問題は無いんですけどね。
ところで富士通はどれだけ大量の410を発注してしまったのでしょう?
(まじこ)
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